#1444しゃけ小島
杉並区和泉1-3-15 めんそーれ大都市場内
03-6240-8409
18時30分~翌2時L.O.
日本人の心を満たす、東京一の鮭定食。
一汁三菜という日本における食事の基本スタイルが生まれたのは鎌倉時代といわれます。ご飯と香の物を除き、文字通り、ひとつの汁物と三つのおかずで構成される本膳料理の形式は、当時禅寺で供された質素倹約な食事に由来。やがて庶民の食卓に普及・定着していき、現在の「定食」という提供スタイルの礎としても影響を与えました。「究極の鮭定食」と評判を呼んでいる定食が代田橋にあります。その名も「しゃけ小島」。居酒屋の感覚で、深夜でも定食が楽しめる稀有な一軒です。主役となる時鮭は、定置網漁で獲られた北海道・道東産の一級品。あえて塩鮭ではなく生鮭を仕入れ、店で焼く直前に塩を振りながら、塩梅を調整していきます。香ばしく焼きあげられた皮、しっかりと脂が乗った身を口にすれば、日本人なら誰もが幸せな気分に浸れるはず。炊きたての福島産コシヒカリ、豆腐の味噌汁、漬物、ひじきの煮物やとろろをはじめとする日替わりのおかず……と脇を固める定食のお供も盤石の構え。ひとつひとつ素朴ながら丁寧な味わいが深い印象を残していく。食の欧米化がすすむ日本でどこか郷愁さえ漂う美しい定食は、古きよき日本人の心の味がします。